準備編
構造編
資金編


家づくりQ&A  ~ 構 造 編 ~


 

Q1  在来工Q法の寿命は30年くらいと聞きますが本当ですか?

 

A そんな事はありません。たくさんの住宅の中には確かに寿命の短いものもあるかもしれませんが、特別なことがない限り40年、50年と安心して住めるだけの寿命はあるのです。
 ただし、その寿命を保つために大切な事があります。それは定期的なメンテナンスが必要です。

どんなものでもそのまま放置するとどんどん悪くなります。そして、その放置が取り返しのつかない事態になってしまいます。住宅の場合ですと、特に屋根や外壁は重要です。屋根も外壁も厳しい自然の中に毎日さらされています。日々、少しずつ性能は劣化していき、ある程度の時期を越えると、その物自体の基材が劣化を始め、やがて建物の寿命は低下して行きます。こうなると早めのメンテナンスが必要となります。これらを頬っておくと、大改修工事を意味し、建て替えに近いほどのお金がかかってしまうのです。
 こうなるのを防ぎ、建物の寿命を延ばすには、定期的なメンテナンスが必用です。屋根、外壁ともその仕上げによって対処の方法が異なりますが、共通して言える事は10~15年を目安に必ずそれぞれにあったメンテナンスをしてあげることが大切だという事です。

 

Q2  安い値段で造る住宅は手抜き工事が多いと聞きますが?             

 

A 10年前の住宅は今より坪単価が10~15万ほど高いものでした。

その後どのメーカーの建材や、住宅設備機器もどんどん安くて良いものが出てきたのです。しかも国内の一流メーカーの品物です。そして工事の短縮化すなわちやり方も研究されました。家電商品やパソコンも良いものがどんどん安くなっていますよね。性能もグレードも10年前よりも確実に安く手に入る時代になっています。今やその感覚で考えている消費者が多くなりました。

 しかし、これも落とし穴があって、工務店によってはコストダウンの努力が不足していたり、間違ったコストダウンのために現場管理がおろそかになって、職人任せの現場になったり、思いもかけない欠陥が発生する事もありますので、住宅会社選びは、マイホーム計画の最も大切な第一歩になるのではないかと考えます。

「小さな工務店は、ダメ。 大手メーカー、フランチャイズ系は、大丈夫。」

ということはありませんので、実際に目で見て判断することが大切です。

 

Q3  屋根の急勾配のデザインが好きなのですが、価格は変わりますか?

 

A 一般的なお答をすると、屋根の勾配が急になると屋根の面積が大きくなりますから、その分値段が高くなります。それと、工事も大変になります。

一般的な4~5寸勾配ですと、屋根の上に足場がなくても工事は出来るのですが、6寸以上の急な勾配となると、屋根足場が必要となり、その分高くなります。
もっと大事な点は、メンテナンスの問題です。

台風や突風で屋根材が1枚痛んでも急勾配の屋根は補修が簡単には出来ません。足場を組み、補修を行わないとできない状況です、その費用だけでも数10万~20万程はかかります。デザインと値段、その後のメンテナンスの問題を充分に検討して決めることが大切です。

 

Q4  白アリの被害が気になりますが

 

A 白アリは本当に怖いものです。現在白アリを防ぐ方法として、白アリ駆除剤を構造材と土壌の両方に施工して防ぐ方法が多く取り入れられていますが、その保証期間はわずか10年です。薬剤に頼らず、家の基本的なつくりかたで少しでも白アリが住みにくい様に工夫すべきでしょう。基礎の高さ、基礎の工法、床下の換気の仕方、基礎と土台の取り合い、土台や柱の材種ets…注意すべき点はたくさんありますので、工務店と良く相談して、最適な方法を考えましょう。

 現在白アリを防ぐ方法として、いくつかの工法、独自の工法がありますので、家づくり安心住宅へご相談ください。

 

Q5  賃貸アパートに住んでいます、上の階の音がきになります、新築の際は、良い方法があるのですか?

 

 近頃多くの方が気にされています。木造の場合はドスンドスンという音がどうしても気になります、家づくり安心住宅は、床下地材と床仕上げ材の間に緩衝材で気になる音を低減しております。従来の工法に比べて、確実に床下への音の伝わりは低減されております。

 

Q6 欠陥住宅にならない、選ばないコツは?

A バブル経済の頃は、どんな家でも売れたようです。でも今は、真面目に家づくりをしないと誰からも相手にして貰えない時代です。よほどの事がない限り、テレビに出てくるような欠陥住宅はありませんが、それでも工務店によって家づくりに対して、求める技術レベルに大きな差が依然としてありますので、あなたが求めるものと工務店の持っている知識や技術レベルとが開きがあれば、工務店からすれば一生懸命造った家でも、あなたにとっては欠陥住宅となってしまいます。

 

Q7 知人が新築の時「外壁の色を失敗した」と聞きました

少し心配になります

 

A 近頃、住宅街を歩いてみるとカラフルさに驚きますね。色も材質もさまざまです。このような住宅地を散歩しながら色合いの研究をしてみましょう。

例えば、外見が洋風のデザインを好みだとします。この場合、好みのデザインに近い建物を参考にします。色だけ気に入っても和風住宅の色合いが洋風住宅にマッチしない場合があるからです。モダンを楽しむ方法もあります。
 どうしても判断に迷った時には、家づくり安心住宅へ、設計士さんもしくはデザインの方に自分の好みとイメージをお話して、よく相談の上決めましょう。

 

Q8 木造住宅は地震に弱いと聞きましたがどうなのでしょうか?

 

A 確かにそうでした。過去に大きな地震があるたびに木造住宅は壊れました。過去の30年の間にマグニチュード6以上の地震が7回以上あります。最近記憶に新しいのは阪神・淡路大震災でしょうか。私共も大きなきっかけになりました。あの地震の後に、業界をあげて情報の交換が行われたのです。こうして今、お客様に安心して暮らしていただける木造軸組み工法が再び見直されています。

家づくり安心住宅ではさらに一歩進んで、1棟ずつ全てに構造計算を実施し、柱の1本1本に地震のときにかかる力を数値で明らかにしています。そして、それに対応した補強金物を1ヶ所ずつ丁寧に取り付ける事により、木造軸組み工法の信頼性をさら確かにそうでした。過去に大きな地震があるたびに木造住宅は壊れました。過去の30年の間にマグニチュード6以上の地造住宅のプロフェッ震が7回以上あります。最近記憶に新しいのは阪神・淡路大震災でしょうか。私共も大きなきっかけになりました。あの地震の後に、業界をあげて情報の交換が行われたのです。こうして今、お客様に安心して暮らしていただける木造軸組み工法が再び見直されています。

 

Q9 木造住宅は高気密が流行してますが、どうなのですか?

A これまでの家は隙間風が吹きこむような家で、特に冬場の寒さが身にこたえましたから、それを反省しての高気密なのでしょうが・・。では、気密さえ良くなれば、それで良いでしょうか? 答えは”NO”です。
いくら気密が良くても断熱材やサッシの断熱性能が悪ければ、冬は寒く、夏は暑い家になってしまいます。高断熱工事を施工すると、気密性能が自然に上がって、高気密になるのですから、高気密だけをうたい文句に高い坪単価を提示している住宅は、根本的に勘違いされているような気がします


Q10 計画換気が義務付けだそうですが、どのような内容ですか?

 

A 平成15年7月1日から義務付けられました。国土交通省は、皆様に「快適で健康的は住宅で暮らす為に」シックハウス対策の規制を始めました。ホルムアルデヒドを発する住宅建材を制限し、クロルピリホス(白アリの駆除剤に含まれる)の使用を禁止する事になりました。
 でも、ホルムアルデヒドは家の中から無くなったわけではありません。家具類からも発散されています。これらの化学物質の濃度を下げなければ、目がチクチクしたり、のどの痛み、めまいや吐き気、頭痛などの問題が起きますので、新築やリフォームの際24時間計画換気の設備が義務付けられたのです。(家中の空気を0.5回/h以上の換気が必要)つまり1時間で部屋の空気の半分が入れ替わるようになっています。
粉症などのアレルギー性症状が多い現代、窓をほとんど開けない閉め切りの生活スタイルをとらざるを得ない方には、特に安心な換気システムです。

 

Q11 最近の柱などは集成材と聞きましたが、普通の柱と銅のように違うのですか?


 最近の柱や梁などには確かに集成材が多く使われています。集成材の最大の特徴は、くるいが少ない事です。よく乾燥した小片を接着したり、繊維方向を変えて接着することにより、ムク材の最大の欠点である乾燥による収縮や反りを防いでいます。また、一定の技術レベルによって工場製造される為、構造上の耐えられる力をばらつき無く一定にする事ができ、構造計算によって得られた数値に対して正確に材を選定する事が出来るのです。

しかし、良い事ばかりではありません。集成材の物理的寿命が本当はどれだけなのか?湿気の多い日本で本当に安全なのか?接着剤の使われた材料ばかりになって安心出来るのか?など、数字で安全が証明されても、心理的な面での不安が払拭されないのも事実です。

不安な点は工務店と良く相談しましょう。



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