生命活動に欠かせない「睡眠」。
十分な睡眠時間は必要ですが、質の高い睡眠を取ることが大切だといわれています。
自分に合った寝具のほか、睡眠に入る前と後の環境が眠りの質を左右します。
今回は、快適な睡眠を誘うための環境づくりについてお話します。
・まずは快適な睡眠は環境づくりから
最近、あなたはよく眠れていますか?
朝は気持ちよく目覚めることができているでしょうか。
人生で約3分の1を睡眠にあてているわけですから、その睡眠の質にもこだわりたいものです。そのために、次の5つの点に気をつけましょう。
1.睡眠を妨げる音はシャットダウン
睡眠を妨げるものとして、車の音や上階の足音といった外からの騒音です。
新築やマンション選びの際は、壁や床の防音対策がしっかり施工されているのかを確認しましょう。
特にリフォームの際に、寝室の位置を隣家や公道に接しないところに変更したり、防音窓を設置することも検討しましょう。
大きな工事ができない場合、遮音カーテンに変えるだけでも多少は違います。
2.適切な光の環境をつくりましょう。
夜に自然に眠気を促すためには、比較的暗い環境で過ごすとよいとされています。
豆電球くらいの明るさを目安に、睡眠前から寝室の光環境を整えましょう。
なるべく直接的な光を避け、間接照明にしたり、調光機能付きのシェードランプなどを使ったりすると効果的です。
朝は反対にカーテンを思いっきり開け、太陽の光を入れ込むと脳が刺激され、すっきりと目覚めることができます。
3.室内のよい香りや温度・湿度も重要
寝室で使用とされるアロマは、睡眠を促す効果のあるラベンダーやベルガモット、サンダルウッドなど、リラックス効果の高いものを選びましょう。
乾燥しがちな季節は、香りも楽しめてほのかに間接照明の役割も果たすアロマ加湿器がおすすめです。
そのため、室内の温度・湿度環境も重要となります。
冬は18~20℃、夏は25~28℃、湿度は50%が適切といわれています。
夏は、寝入る前、1時間だけはエアコンで室内を冷やし、その後は睡眠中に体が冷えすぎないようにタイマーを使って、最適な温度環境を整えましょう。
4.寝具にもこだわるのも大切
裏と表で夏冬用に換えられて温度調整ができるマットレスなど、最近はさまざまな快眠グッズが登場しています。
夏場はとくに頭部が火照ると寝つきが悪くなるので、冷却ジェルをセットできる枕などを使用してみるのはいかがでしょうか。
快眠のための機能を備えた寝具を上手に利用し、最高の眠りが得られる環境づくりをしてみてください。
5.寝室の色合いも工夫をしましょう
最後に、寝室の色合いについても工夫をしましょう。
一般的にはブラウンやベージュといった落ち着いたカラーでコーディネートをするのが、心が穏やかになって眠りに入りやすいといわれています。
あるいは、朝の目覚め時に爽やかさを感じられるような、ライムグリーンやライトブルーといった色合いでまとめるのもいいでしょう。
ゆったりとした気分でストレスフリーな睡眠を
「眠れない」と焦るのは禁物です。
寝つきの悪いときは、眠ろうとすればするほど目が冴えるものです。
そんなときは、あえて本を読んだり、音楽を聴いてゆっくりとした気分に浸りましょう。
また、神経を鎮める効果のあるといわれるカモミールティーを飲むのもおすすめです。
眠る前の儀式のように習慣づけることで、自然と体が眠りの体制に整っていきます。
暑さが増していよいよ寝つきの悪くなる夏場こそ、ご紹介した5つのコツを参考に、ご自身に合った寝室づくりを目指してみてはいかがでしょうか。
家づくり安心住宅 株式会社 石原工務店
スタッフ
コメントをお書きください