家の周りを囲む『外構塀』。隣家との境界線や道路の境界を示し、プライバシーの保護やセキュリティーなど、重要な役割を果たしています。最近ではデザインにこだわる方も多くみられますので使われるいくつかの素材を選択する方も増えております。
どんな素材でどのような種類の塀があるのかをご紹介します。
■塀の種類とその特徴
通常、塀の役割は、隣家との境を示したり、外からの侵入を防いだりすることにあります。
むかし、日本では生垣、竹垣、板塀のほかに石垣なども塀として使用されてきました。
洋風建築が増えてきて、これら昔ながらの塀はあまり見かけなくなりましたね。
現在は耐久性、防火性に優れた建材を用いた塀が主流となっています。
それでは、一般戸建住宅でよく見られる、塀のタイプをご紹介します。
防火性、耐久性に優れた「ブロック塀」
コンクリートのブロックが積まれた塀です。
防火性や耐久性が高く、あまり費用、手間掛けずに非常に施工しやすいのが特長です。
現在、日本でよく使われているのは「化粧ブロック」と呼ばれるもので、表面に色や模様が施されています。
化粧ブロックは表面に塗装をしなくても積むだけで色や模様のある塀ができるので、一般住宅に広くつかわれております。
金属製アルミフェンスとの相性も良く、化粧ブロックの上部に取り付けられている様子がよく見られます。
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強度の高い「型枠式コンクリート塀」
コンクリートを固めた塀です。ブロック塀は、ブロックの穴に鉄筋を通し、コンクリートで固めるという施工方法をとりますが、コンクリート塀はあらかじめ鉄筋を打ち込まれた枠にコンクリートを流し入れて施工するため、ブロック塀より強度が高くなります。
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住宅のイメージや周りの風景に合わせやすい「吹付仕上げ」
ブロック塀やコンクリート塀の表面にモルタルで下地づくりをして、その上に塗料を吹き付けて仕上げる塀です。
塗料の色や種類は多数選択でき、住宅全体のイメージに合った塀を作りやすいのが特長です。吹付仕上げの塀の上部には、木製フェンスを取り付けるのも多くみられます。 -
クラシックな雰囲気作りに適した「レンガ塀」
レンガには吸湿性があり、夏は周囲の温度を下げるという特長があります。
色や種類が豊富で、曲線の塀なども作りやすく、デザインの自由度が高い素材です。
クラシックな雰囲気作りにも最適で、ロートアイアンの門扉やフェンスとの相性も抜群です。
■オリジナルいっぱいのアイディア塀の作り方
塀は家と家族を守る大切な住まいづくりのひとつです。
せっかくですから個性あるまさしくオンリーワンの魅力的なデザインの塀を考えてはいかかでしょうか‼
例えば、塀のところどころにアクセントをつけたガラスブロックや空洞ブロックなどを入れると、単純になりがちな塀も少しオシャレので落ちついたデザインになります。
空洞レンガは、焼き物特有の色むらも魅力となっています。
すごくシンプルな商品や片面にガラスをはめ込んだおしゃれなブロックなどさまざまなシリーズで組み合わてポイント使いもできます。
どれを選んでも、ちょっと個性的な塀を作ることができるでしょう。
塀のデザインのパターンはいくつもあります。
このような特殊ブロックの他、さまざまな素材の特徴を見比べ、自分好みのスタイルでひと味違った塀作りを目指してみてはいかがでしょうか。
その際、今回ご紹介した塀の種類とその特徴もぜひ参考にしてみてください。
家づくり安心住宅 株式会社 石原工務店
スタッフ
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